私の人生の最大のイベントであるフランス パリの書の個展(昨秋10月25日)の開催にあわせ、個展の準備のために、一週間前に出発したのですが、その準備期間中の思いもよらない
ドタバタを綴りたいと思います。(モンパルナス 太田峡花 書の個展への道のり その2)
あきれた修理屋
2016/10/19
昨夜シャワーをした後に浴室から出ると、水がカーペットにしみ込んでいた
このままだとオデッサのアパートをでる時、大変な支払いを請求されるだろうと思い、
(画廊並びにアパートの事などフランスで色々お世話になっている)武田氏にメールをすると
明日午前中に修理屋を行かせるので、外出をしないように。との事でした。
明日は、和装で主だった人に御挨拶に行く予定をしていたのですが、午後からに変更してもらいました。
しかし、水道屋は待てど暮らせど来ない…
12時30分まで待ち、来ないので挨拶しに出かけました。
フランス日本文化会館 エキスポジャパンなどをまわり、6時に帰り着きました。
10分後にベルもノックもなしに大男が黙って入ってきました
どうやら水道屋のようでしたが、「遅れてすみませんでした」の挨拶もなしでとても驚きました
帰りがけに、今から4時間はシャワーを使わない様にとの事
「私予定がどんどん狂って来る」
武田氏に電話で
「大男の修理屋が、時間は遅れるわ、女性一人の部屋にノックもなしに入ってきたわ
私世界中泊まってもこういう体験初めてアパートのオーナーに云っといて下さい」
すると、武田氏が云うには、
「フランスでは時間通り来ないのは日常茶飯事で、一日中来ない日もあるのですよ。」
といわれ、私はそんなフランス事情に憤慨 私、予定が大幅に狂う
両替機事件
日本からメールで個展を案内して貰う方を紹介してもらうため、仏国 日本大使館 谷口 繁書記官と18日午後3時にアポをとっていたので2時頃にオデッサのアパートを出ました。
タクシーで日本大使館へと向かったが凱旋門より近くに大使館があるので、さしてタクシー代が足りなくなるなど思いもかけませんでした。
前日荷物が出てきて(詳しくはその1をご覧下さい)ホッと一息つき心は和み、近くのレストランで武田氏と会食し、早くも二日にしてユーロは残り少なくなっていたのでした
運転手さんに日本円で支払い駄目か尋ねても、駄目との事。
それで運転手さんは両替所を捜してくれ、クレジットカードを生まれて初めて両替機に入れたが、お金は出て来ず、運転手さんにしてもらったけど、それでも駄目で…
次に建物の外にある両替機の所に連れて行ってもらったけどお金は出ず、
ついにカードが両替機に呑まれてでてこない。
サー大変
私はその両替機の置いてある(銀行らしき)建物の中に入り、中年の女性の係にカードの件を伝えると知らん振りしている。
私は怒って
「この建物の名と貴方の名をメモ紙に書け」と云って書かせた。
(両替機の場所が分かる様にしておかなければいけないので)
運転手さんは次に人がいる両替所を捜して私を連れて行きました。手持ちの日本円とユーロをやっと交換できました。
やれやれで日本大使館へは3時15分頃に着きました。
約束の3時をまわっていたので先程外出されたとか。
以前、息子の友人が南アフリカでカード取られ百万円使われていたと言うことを思い出し、約束よりカードの方が心配。
大使館の方にカードの件を先程書かせたメモ紙を見せながら話すと
カード会社の電話番号を調べて、「ここにかけてくれ」と云われました。
そのまま帰ったが、落ち着いて電話をかけても携帯は
圏外になってかからない。
次の日、大使館に行き
「ここへは私の携帯はかからないのでかけてください」
と言うと、そういう事はそちらでしてくださいとのこと。
私はまたカチンときて、
「あなた方大使館の方は日本人が1人で歩いていてバックをひったくられて、
そのバックに現金、パスポート、携帯など全部とられて大使館に駆け込まれた時は
電話はご自分たちの電話で処置されるんでしょうもん
私もひとりで一昨日フランスに来て言葉もしゃべれないし、携帯も圏外しか出ないんですよ!」
と強く言うとやっと自分側の携帯でカード会社に取り次いでくれました。
一応カードは他の人には使えないようにしておきますとの事に一安心…。