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モンパルナス 太田峡花 書の個展への道のり   その1

2017年04月18日

 私の人生の最大のイベントであるフランス パリの書の個展(昨秋10月25日)の開催にあわせ、個展の準備のために、一週間前に出発したのですが、その準備期間中の思いもよらない
ドタバタを綴りたいと思います。

モンパルナスでの 
太田峡花 書の個展ポスター






































 10月16日、今回は2度目の開催とあり(前回は額物が多く、現地に荷物を送るのに日通さんの美術品扱いで80万円程かかりましたので、こりて)なるべく一緒に行く友人に運ぶのを手伝ってもらったり、私は軸物をリュックとキャリーケースに詰め、機内持ち込み手荷物にして、
大きいスーツケースを預け、荷物いっぱいで飛行機に乗り込みました。



 シャルルドゴール空港に着き、空港のタクシー乗り場でリッチな黒塗りの
ステキな白髪の紳士のタクシーに乗りました。
大型で新品の車だからさぞかし高いだろうと思っても  そこは、順番。
車内には音響の良いクラシックがかかっていました。
私は『もう少し大きく』
と云ったのに彼は勘違いしてヴォリュームを小さくしました。
私は『ノー、ノーもっと大きくして下さい』と頼みました…

クラシックを聴きながらパリを一路我がアパートへ一時間半のドラィヴ、よい思い出の一時でした。



ーそこからが肝が冷えましたー



巴里にて大切な個展の道具がない!



 目的のアパートオデッサへ空港より私を乗せたタクシーが止まるやいなや、道路が狭く、邪魔になったのか、後ろ3台の車からブーブー警笛を鳴らされました。

運転手さんは素早く私の三つの荷のうちの一つのリュックを渡し、早く降りろとジェスチャーを
するので、大急ぎでタクシーを降りました。


タクシーは後の車に迷惑にならぬ様に大急ぎで立ち去りました。
タクシーのトランクには私の大きなスーツケースともう1つのスーツケースが載っていたのに、
この荷を載せたまま…face08


4、5分もあればまたここへ戻ってくると思い、二.三軒先の広場で待っていました。

すると画廊並びにアパートの事など色々お世話になっている武田氏がアパート入居に待ち合わせにほぼ時間通りにみえました。
私は武田氏に空港から乗ったタクシーを下り、未だ二つ荷を載せたままタクシーが戻って来ない事を話しました。

私は、後ろ3台のクラクションを鳴らした車とタクシーがグルで、荷物を盗られたのではないかと思い不安になりました。



前回の個展の様子

















前回のパリの個展の折は軸物、額物を業者に運んでもらい送料がかなりかかったので、
今回は私が大きいサムソナイトで軸物を運んで来ました。

書道パフォーマンスの時の大筆に、紋付羽織袴、それに案内状、散らし等大切な物はほとんどその中に!



戻って来ない、どうしよう!!10/27の個展ができない。私はどうなるのかしら!!

画廊側へもネットでクライアントに案内している。武田氏もクライアント300名に手書きの案内状をしてくださっている。




私はこんなに落ち込んだ事は仕事上では初めて。




待てど暮らせど荷が戻って来ないので
`ちょっと、あのテラスでお茶している人に尋ねてみよう’と歩んで行くと


道路脇に止めている車にぴったりと私のサムソナイトの角がほんの少し見えた。



アーーーーーicon59icon59あった!



どうしようもない安堵感が広がりました。よかった。よかった。兎も角よかった。

安堵して武田氏とオデッサのレストランで夕食をとり、その日はぐっすりと寝込みました。



続きはまた…

 


Posted by 太田 峡花 at 15:10Comments(0)作品展